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比叡山のお寺すべてで延暦寺

名前自体はそこまでメジャーではない延暦寺ですが、この延暦寺は、比叡山の山内にある、大体150ほどのお寺の総称として知られています。
勘違いをされやすいのですが、延暦寺というお寺があるわけではなく、これらすべてのお寺のことを、延暦寺と呼ぶのです。

そんな山内ですが、地域別に分けて、東にある場所と東塔、西にある場所を西塔、北にある場所を横川と、三つに区分しています。
これらの三つに区分されている塔のことを、三塔と呼び、それぞれの場所には、本堂があることで知られ、参拝客はこれらの塔を全て回る傾向があるとして知られています。

山内の面積自体は500ヘクタールほどありますので非常に広大です。
一日でめぐるという方はおらず、多くの場合、数日間に分けて参拝をされるでしょう。

延暦寺の行事

延暦寺で行われる行事は数多くありますが、その中でも参拝客が最も多く増えるのが、比叡山スタンプラリー。
家族で参加をすることが出来るこちらのすたんぷらりーですが、10月ごろに、山内一帯を使ってイベントが行われ、人気を集めています。

スタンプラリーを全て制覇するためには山内一帯を巡る必要がありますが、非常に人気が高いイベントとして、観光客が増える時期の、目玉イベントとしても人気があるようです。
他にも、参拝客が楽しむことが出来る行事や、お寺としての基本的行事、お勤めなども多く行われていますので、こうした行事を狙って観光をすることで、比叡山全体をより深く知ることが出来ると同時に、より親しみやすくなることが出来るといえるでしょう。

修行体験をすることも可能

延暦寺ではなんと、就業体験をすることが出来ることでも知られています。
就業の方法は主に二種類あり、それぞれの道場で、それぞれ違った目的の体験をすることが出来るといえるでしょう。

一つ目は、居士林(こじりん)研修道場という所で行われる修行体験です。
広く一般に開放されているタイプの修行道場で、座禅や写経の体験は日帰りから行うことも可能ですが、1泊2泊して、本格的に泊まり込みに修行体験を行うことも可能として知られています。

二つ目は、延歴時会館で受けることが出来るタイプの修行体験です。
こちらも広く一般に公開されている修行体験の場として知られており、修行内容は、座禅や写経などとして知られています。
こちらの場合は基本的に二人以上から予約をすることが出来ますので、事前に誰かを誘いましょう。

日ごろの生活の中で見失われつつある大切なものを取り戻すことが出来る修行体験。
団体だけではなく、個人でも申し込むことが出来ますので、ぜひともチャレンジしてみてはいかがでしょうか?